犬の口臭が気になる!その4つの原因と対策

犬の病気

大切な愛犬の口からなんだかちょっと臭う…。そんなことはありませんか?臭いによっては、病気のサインとなることもあります。少しの知識が、愛犬の体調管理につながることもあります。たかが口臭とそのままにせず、愛犬の口臭、チェックしてみてくださいね。

口臭の4つの原因

1.口腔内の乾燥・水分不足

「生臭い」「魚臭い」といったにおいの場合は、口の中が乾燥し、唾液が濃くなって口臭が発生している場合があります。特に、夏などの暑い季節、犬は体内の熱を下げいるためにハアハアと口を開けて呼吸をします(開口呼吸といいます)。そのため、いつもより口腔内が乾きやすくなり、通常よりも多く水分が出ていくため、水分を補うようにしましょう。また、加齢によって唾液が減少し、乾燥の原因になることもあります。

2.口の病気(歯石や歯周病、口腔内疾患など)

「腐敗臭」「ドブのようなにおい」「何かが腐ったようなにおい」がする場合は、口内トラブルの可能性があります。歯石や歯垢などの汚れが原因となり、歯周病が悪化し、においの原因となります。

犬の口の中は、弱アルカリ性なので、虫歯になりにくい反面、人間に比べて食べかすが歯垢から歯石になるスピードがとても速いです(数時間で歯垢になり、3~5日で歯石になる恐れもあると言われています)。そして、歯石には歯垢がたまりやすいので、さらに汚れが溜まるという悪循環が起こります。

歯周病は、歯やそのまわりの靭帯、歯を支える骨まで炎症が起こることがあり、悪化すると歯根部分が「根尖膿瘍(こんせんのうよう)」を起こしたり、歯が脱落したりすることもあります。このようなにおいが気になったら、一度動物病院で歯の状態を見てもらうことをおすすめします。

3.ペットフード

生ごみのようなにおい」や、なんだかいつもと違う…と感じた時は、与えたペットフードをチェックしましょう。フードやおやつは、においが強いものも多く、口の中に残ると雑菌が繁殖して、生ごみのようなにおいになることがあります。また、酸化・劣化したドライフードを食べることでいつもと違った口臭を感じることがあります。

4内臓の病気

「アンモニア臭」「酸っぱいにおい」「うんちのようなにおい」がする際は要注意です。肝臓や腎臓が正常に働いていない、または腸閉塞などの病気を起こしている恐れがあります。

特に、便のようなにおいがする場合は、口腔内の問題やひどい便秘などが原因のこともありますが、重積、腫瘍、異物などが原因で腸のねじれなどの重篤な症状を起こしている可能性もあります。腸の中身が正常に流れ出ていかないことで、においが発生し、便のような嘔吐物を吐くこともあります。口臭のほか、腹痛やぐったりしている、下痢や便秘などの症状が伴う際は、すぐに動物病院で診てもらってください。

基本の対策

歯磨き

やはり基本は「歯磨き」。歯磨きをして、歯垢を溜めないようにすることで、歯石や歯周病予防にもつながります。できるだけ毎日磨くようにしましょう。

効果的なのは、歯ブラシを使ったブラッシングです。苦手にならないためには、子犬の頃から習慣づけることが重要です。難しい場合は、一度に全部磨こうとせず、食べかすが溜まりやすい歯と歯茎の間から重点的に行っていきましょう。上手にできたら褒めてあげるなどして、少しずつ練習していきましょう。
それでもなかなか磨かせてくれないワンちゃんには、

・ペーストを使う
歯茎にぬってあげて、ワンちゃんがペーストをなめ始めたらブラッシングを開始。さまざまな味があるので、好みの味が見つかれば、歯磨きもスムーズにいくようになるかもしれません。

・犬用歯磨きシート
歯磨きの練習用としても使えるアイテム。歯の汚れを落としやすくする加工が施されたウェットシートです。しかし、歯周病が進行している場合シートが悪い影響を及ぼすこともあるのではじめは、医師の診察を受けてからの使用をおすすめします。

・犬用歯磨きガムやおもちゃ
デンタルガムは、おやつ感覚で食べてくれることも。製品によって硬さや原材料や大きさも異なるので、しっかりと説明を読んで選ぶようにしましょう。

おもちゃは、ワンちゃんが遊びながら噛むことで、お口のケアができます。おもちゃは、飼い主さんが手にもって噛み方や噛む場所をコントロールすることでケアとしての効果もアップします。

どちらも犬のサイズによって違いがあるので、合うものを選びましょう。また、長時間噛むことでストレス解消も期待できます。

その他の口臭対策のグッズ

・口臭スプレー
口の中にスプレーするだけで、口臭をすっきりさせてくれます。歯垢の予防効果が期待できる成分入りのものなども販売されています。

・犬用口臭対策サプリメント
口の中の悪玉菌の増殖を抑えるなど、口内環境を整える乳酸菌や、殺菌作用のある原材料などを配合してあり、フードにかけるだけの粉末タイプのものが多く、与えやすい工夫がしてあります。初めてのサプリメントを使用する場合は、獣医に相談してから購入するのがおすすめです。

動物病院での歯石除去

口臭の原因が歯石や歯周病の場合は、動物病院での歯垢除去(スケーリング)が必要です。エナメル質を傷つけないように、専門の器具を使って取り除きます。

歯周病が進行している場合は、歯の表面だけでなく歯周ポケットに入り込んだ歯石も除去します。その際は、全身麻酔を使用することが一般的です。ワンちゃんに痛みや恐怖を与えずに、一度でしっかりと取り除くことができ、メリットも大きいです。

しかし、高齢の場合などは麻酔による影響もあるので、かかりつけの獣医さんとよく相談しましょう。

こまめな水分補給も忘れずに

乾燥が原因の場合もあるので、室内の室温・湿度管理に気を付け、特に暑い季節は特にこまめに水分補給をとるようにしましょう。

まとめ

口臭対策で重要なのは、「毎日の歯磨き」です。歯石がつく前に、歯周病になる前に、ケアする習慣をつけましょう。歯磨きが習慣づいていない場合でも、サプリメントやおもちゃガムなどから始め、ペーストシートなどを使って歯ブラシの練習を少しずつ行っていきましょう。 また、時には大病のサインであることもあるので、歯磨きなどのケアをしてもなかなか口臭が改善しない場合などは、獣医さんに相談しましょう。

においの種類や、他に変わった症状がないか、食べ方がいつもと違わないかなど普段の様子も観察しておきましょう。受診した際に大切な情報になることがあります。少しずつでも毎日のスキンシップの中で、口を触るトレーニング取り入れる、口の中の様子をみることでトラブルの早期発見にもつながります。日々のスキンシップを大切に、元気に過ごしてくださいね。

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