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2020-11-04

愛犬の「シニア期」に備えておきたいこと

飼い主さんにとって、愛犬はいつまでも子どものような存在。しかし、ワンちゃんは人間の約4倍のスピードで年をとる動物です。一般的に、小型犬は7才で実年齢は44才、大型犬で実年齢は40才となり、シニア期に入ると言われています。「うちのコはまだまだ若い」と思っていても、実際の年齢は飼い主さんより上回っていることも。いつかやって来るシニア期に備えて、準備と対策を考えましょう。

これって老化のサイン?シニア期の症状

呼び声や音に反応しなくなった

愛犬の名前を読んでも振り向かない。いつも吠えるチャイム音に反応しなくなった。このような様子がみられる場合は、老化と共に聴力が衰えているのかも。聴力低下に気がついたら、声を描けるのではなく優しく体を触ってコミュニケーションをとりましょう。ただし突然触って驚かさないように、愛犬の視界に入りながら触るようにしてください。

物にぶつかるようになった

家具にぶつかったり、段差を踏み外すことが多くなった場合は視力が低下している可能性があります。原因の一つに考えられるのが老化による白内障。少しずつ症状が進行し、瞳が白く濁ることが特徴です。そこで愛犬が暮らす環境を見直し、ぶつかりそうな場所にクッション性のあるものをつける、段差がある場所に行けないようにするなどの対策を。

ムダ吠え、夜鳴きをするようになった

ワンちゃんも高齢になることで認知機能が低下することがあります。その症状として多いのが、ムダ吠えや夜鳴き。視力や聴力の低下を不安に思って吠えることもあるようです。そのような時は優しく声をかけ、飼い主さんの匂いを嗅がせて安心させてあげましょう。日中に寝ることで昼夜が逆転して夜鳴きをすることがあるので、可能な限り日中に散歩を。

シニア期に気をつけたい病気や症状

心臓疾患

ワンちゃんの心臓疾患の中で特に気をつけたいのが、「僧帽弁閉鎖不全症」。シニア期の小型犬に多いと言われています。これは心臓の弁がゆるくなることで、血液を全身に循環させる力が弱まったり、血液の逆流が起こったりする病気です。呼吸が荒い、咳が出る、散歩中にすぐ立ち止まるといった症状があれば、早めに動物病院を受診してください。

関節疾患

シニアになると筋肉や骨が衰え、痛みや違和感を感じて体を動かさなくなりがち。動かさないことで体力や筋力が落ち、関節に負担がかかって強い痛みを感じるように。この悪循環が続くことで症状が進行し、寝たきりになってしまうケースも。対策として、老犬であっても出来る限り散歩に連れ出し、愛犬のペースに合わせた運動をして筋力をキープして。

腫瘍(ガン)

私たち人間と同じく、高齢化が進むとガンになるワンちゃんが増えます。現在、ワンちゃんの死因のトップクラスと言われている病気です。皮膚のガンや乳腺のガンなどさまざまな種類がありますが、主にしこりや潰瘍、急激な体重の減少などが見られます。日頃からブラッシングなどをしながら愛犬の体を触って、異常がないかチェックしましょう。

シニア期に備えて気をつけておきたいこと

肥満にさせない

肥満になると重たい体を支えることで関節に負担がかかり、足腰が弱っている老犬に追い打ちを与えることに。他にも、肥満は心臓病や呼吸器障害といった疾患のリスクを高める原因になってしまいます。若いうちから食事量の管理や適度な運動を心がけ、愛犬を太らせないように気をつけてください。

家の中で排泄する習慣づけ

足腰が弱ると歩行が困難になり、散歩に行くのも一苦労。そうなってしまうと、外でしか排泄をしないワンちゃんの場合、お世話をする飼い主さんも本人も負担がかなり大きくなってしまいます。そこで、若いうちから室内で排泄ができるように“トイレトレーニング”をしておきましょう。

触られることに慣れさせる

シニア期のワンちゃんは、お世話するために体を支えたり抱き上げたりする機会が増えます。日頃から触られることに慣れていないとスムーズなお世話が難しく、本人もストレスになってしまいます。そこで体全体はもちろん、歯のお手入れができるように口の中も触れるように慣れさせましょう。

まとめ

愛犬に体の衰えや認知機能の低下といった症状が見られることは、飼い主さんにとっても辛いことだと思います。だからと言って引きこもってばかりいては、愛犬の老化がますます進んでしまうかもしれません。最近はワンちゃんのデイサービスやシッターなどの介護サービスも充実しているので、困った時にはプロの力を借りるのも手。認知症などの体の異変を感じた場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。

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